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【分類タグ】地域の文化資源を発掘

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地域にあるユニークな文化資源を「どうコンテンツとしていくか」に関する記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

物語がつむぐ魅力――文化観光を強化するナラティブ展示の極意

 博物館や美術館が所蔵・展示している文化財や地域にある文化資源に、観光客が「何度も訪れた…

日本六古窯の丹波焼「陶の郷」、文化観光で持続可能な窯元のあり方を探る

 「丹波焼」の窯元で宿泊体験を――。兵庫県丹波篠山市の立杭地区にある丹波伝統工芸公園「立…

別府・鉄輪「地獄」が生んだ温泉文化を浴びる――地獄温泉ミュージアムで“名湯化”を…

 山並みを眺めると所々で温泉から噴き上がる白い蒸気がたなびく大分県別府市。名湯で知られる…

文化観光の勘どころを共有、初のリアル開催で参加者が得た手応え――令和5年度 文化観…

 東京都品川区天王洲の「T-LOTUS M」で2024年1月15日に開かれた「令和5年度 文化観光拠点施…

ローコストでも「もっと学びたい」導く知恵――静岡・ふじのくに地球環境史ミュージア…

 廃校となった高校の校舎を活用して2016年にオープンした静岡県立の自然系博物館「ふじのくに…

元・校舎の不利「逆に活かす」 プロ注目の展示力――静岡・ふじのくに地球環境史ミュ…

 2016年3月26日に開館した「ふじのくに地球環境史ミュージアム」(静岡市)は、廃校となった…

朝ドラ『らんまん』で見せた高知県の誘客ノウハウ、文化・観光の連携「自主的に手を挙げ参加」が強み(後編)

 NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)で脚光を浴びた植物分類学者、牧野富太郎(1862〜1957)を生んだ高知県。同県にある牧野植物園を中核施設としながら、全県で朝ドラ『らんまん』にちなんだ観光キャンペーンを展開することで、2023年(令和5年)の来県観光客数は過去最高の更新を見込んでいます。この勢いを実現した背景には、文化施設と観光関係者が連携して集客に力を注いできた長年の蓄積が功を奏していたのです。 朝ドラを起点に企画展を開催  高知県立牧野植物園(高知市)では20

朝ドラ『らんまん』を素早く活かす高知県、文化観光の起爆ネットワーク築く力(前編)

 2023年(令和5年)4〜9月期に人気となったNHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『らんまん』…

地域の文化資源で周遊ツアーづくり、大分県「竹工芸をめぐる旅」は何を魅せたか

 地域にある文化資源の魅力を多くの観光客に知ってもらうため、文化観光の周遊コンテンツづく…

文化資源の魅力に触れる周遊体験づくり〜掘り起こし、ストーリーを編む〜 【第6回】文…

 美術館や博物館などを訪問した旅行客が、地域の持つ文化資源の豊かさに魅せられてもっと地域…

NHK『ブラタモリ』制作者に聞く、魅力ある文化観光の周遊体験の作り方・考え方

 NHKの人気番組『ブラタモリ』。タレントのタモリさんが全国各地を訪れて、歩きながら街の中…

北斎美術館で培った「未来へ続く資金の集め方」、墨田区の挑戦

 地域文化の語り部でもある全国各地の文化施設。地域に根付いている博物館や美術館は、分野・…

多言語+体験型で「おもてなし感」厚く、江戸東京博物館のインバウンド向け展示手法

 2025年度中のリニューアル開館を目指して改修工事が進む江戸東京博物館(東京都墨田区)。東…

「竹の美」根付く文化が発信源――観光と連携で大分県立美術館が磨いた集客コンテンツ

 地域に根付いた文化を、どうすれば国内外から人を呼び込める「コンテンツ」にできるのか――。多くの文化観光関係者が課題感として持っているテーマだと思います。ともすれば「ありふれていて、大した面白みはない」と捉えがちな地域の文化を、いかに磨き抜いて文化と観光の“集客素材”に育て上げるか。そんな課題に取り組んできた文化観光拠点施設、大分県立美術館のチャレンジをひもといてみました。  大分県立美術館は、英語表記の「Oita Prefectural Art Museum」の頭文字をと