文化観光コーチングチーム「HIRAKU」

文化庁より、「文化観光」に関する委託事業を受けて活動しています。多様な分野からの専門家…

文化観光コーチングチーム「HIRAKU」

文化庁より、「文化観光」に関する委託事業を受けて活動しています。多様な分野からの専門家の仲間たちが集まったチームです。文化観光に関する役立ちそうな情報を、HIRAKUチームがおすすめするグッドプラクティスとして発信していきます。

マガジン

  • 【分類タグ】コンセプトづくり

    文化観光についてのコンセプトづくりや計画づくりのノウハウに関する記事をまとめたマガジンです。

  • 【分類タグ】情報の出し方・工夫

    文化観光の情報発信力を鍛える「広報力」の高め方などについての記事をまとめました。

  • 【分類タグ】文化観光ワークショップ

    文化庁などが主催した文化観光ワークショップやシンポジウムの採録記事をまとめたマガジンです。

  • 【分類タグ】地域と連携し魅力を共創

    文化の発信者や担い手と、観光・経済のプレイヤーが連携して地域の魅力を発信している記事をまとめたマガジンです。

  • 【分類タグ】地域の文化資源を発掘

    地域にあるユニークな文化資源を「どうコンテンツとしていくか」に関する記事をまとめたマガジンです。

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アートの保管業から文化振興へ、寺田倉庫が躍動する東京・天王洲の文化観光シーン

  「令和5年度 文化観光拠点施設を中核とした地域における計画推進支援事業 認定計画事業者会議」が2024年1月15日、東京都品川区天王洲の「T-LOTUS M(ティーロータス エム)」で開催されました。当日は4つの認定事業者がそれぞれの取組を紹介し、会議に先立って寺田倉庫の拠点計画で中核となっている拠点施設「WHAT(ワット)」とその周辺地域の現地視察を実施しました。寺田倉庫は自社の倉庫スペースをいかに文化的なスペースにつくり変え、「アートシティ・天王洲」へと生まれ変わらせ

    • 文化観光の連携「自主的に手を挙げ参加」が強み、高知県の朝ドラ『らんまん』を活かした誘客ノウハウ(後編)

       NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)で脚光を浴びた植物分類学者、牧野富太郎(1862〜1957)を生んだ高知県。同県にある牧野植物園を中核施設としながら、全県で朝ドラ『らんまん』にちなんだ観光キャンペーンを展開することで、2023年(令和5年)の来県観光客数は過去最高の更新を見込んでいます。この勢いを実現した背景には、文化施設と観光関係者が連携して集客に力を注いできた長年の蓄積が功を奏していたのです。 朝ドラを起点に企画展を開催  高知県立牧野植物園(高知市)では20

      • 朝ドラ『らんまん』を素早く活かす高知県、文化観光の起爆ネットワーク築く力(前編)

         テレビ離れが進む昨今でも幅広い世代から人気を集めるNHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)や大河ドラマ。その物語や主人公にゆかりの土地は日本中から注目され、文化と観光の大きな起爆剤になります。2023年(令和5年)4〜9月期に朝ドラ『らんまん』を迎えた高知県も、放送をきっかけに観光や経済が大きな刺激を受けています。単に幸運がふってわいたからではありません。実は、この種のチャンスに素早く対応する仕組みが高知県にはあったのです。その秘密を前編・後編の2回にわたり、ひも解きます。

        • 旅行者が文化を理解し地域を歩く観光体験を設計する【第6回】文化観光ワークショップ開催レポート(その②)

           訪問客に価値ある周遊体験を提供する「ストーリーづくり」に焦点を当てた文化庁の文化観光オンライン・ワークショップが2023年11月14日と21日の2日間、開かれました。2日目(DAY2)は、観光庁「広域周遊観光促進のための派遣専門員」などを務める株式会社アンドアイの室田明里(むろた・あかり)代表に「地域資源のコンテンツ化と持続的な運用方法 〜 文化観光編 〜」をテーマに講演していただきました。その講演内容をダイジェストでご紹介します。 ◆基調講演 「地域資源のコンテンツ化と

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          文化資源の魅力に触れる周遊体験づくり〜掘り起こし、ストーリーを編む〜 【第6回】文化観光ワークショップ開催リポート(その①)

           美術館や博物館などを訪問した旅行客が、地域の持つ文化資源の豊かさに魅せられてもっと地域を歩きたい、回りたいと思ってもらうには、どうすればよいのか――。  文化庁は2023年11月14日と21日の2日間、全国の博物館・美術館や自治体などの文化観光担当者向けに、文化資源と地域の魅力を一体化させ、訪問客に価値ある周遊体験を提供する「ストーリーづくり」を学ぶオンラインワークショップを開催しました。  初日(DAY 1)の講師は、墨田区観光協会などで観光開発に携わるなどの経験を持つリ

          文化資源の魅力に触れる周遊体験づくり〜掘り起こし、ストーリーを編む〜 【第6回】文化観光ワークショップ開催リポート(その①)

          魅力ある文化観光の周遊体験を考え作る、NHK『ブラタモリ』制作者に聞く

           NHKの人気番組『ブラタモリ』。タレントのタモリさんが全国各地を訪れて、歩きながら街の中に潜む「知られざる歴史や文化」を引き出すところが視聴者をひきつけます。ブラタモリを担当するNHKの竹下健一郎・チーフプロデューサーに、地域の魅力を掘り起こすストーリーテリングの着眼点をうかがいました。 (本稿は、文化庁が実施した文化観光推進法に基づく認定計画の関係者向けオンラインワークショップの事前資料=動画・非公開=を要約したダイジェスト記事です)  全国の博物館・美術館などの文化拠

          魅力ある文化観光の周遊体験を考え作る、NHK『ブラタモリ』制作者に聞く

          地域の文化資源で周遊ツアーづくり、大分県「竹工芸をめぐる旅」は何を魅せたか

           地域にある文化資源の魅力を多くの観光客に知ってもらうため、文化観光の周遊コンテンツづくりが課題となっています。竹という地域の資源を有効活用してきた文化と歴史を持つ大分県は、特に「竹工芸」に着目し、竹工芸にまつわる関連施設や、実際に竹細工を体験できるツアーなどの企画に乗り出しました。同県が企画したツアー取材に参加し、美術館での竹工芸品の展示にとどまらない、地域を周遊するコンテンツづくりに向けて魅力をどう引き出そうとしているのかをリポートします。  観光客に土地の歴史や文化に

          地域の文化資源で周遊ツアーづくり、大分県「竹工芸をめぐる旅」は何を魅せたか

          「だれもが楽しめる美術館」 ユニバーサル展示の気づきを発信する京都国立近代美術館

           「見る」だけでなく「触る」「聞く」といった、様々な感覚を使って作品を楽しめるユニバーサル展示に力を入れているのが京都国立近代美術館(MoMAK)です。障害のあるなしにかかわらず、「誰もが同じように満足できる空間」の可能性を追求し続けてきた同館は、まず「美術館はこうあるべきだ」という思い込みを見直すことから始めました。国内外から来館者を迎える文化観光の視点からだけではなく、多様な利用者に開かれた文化施設を目指すために取り組むべき重要な視点です。  真っ白な紙の上に、絵の輪郭

          「だれもが楽しめる美術館」 ユニバーサル展示の気づきを発信する京都国立近代美術館

          北斎美術館で培った墨田区の「未来へ続く資金の集め方」

           地域文化の語り部でもある全国各地の文化施設。地域に根付いている博物館や美術館は、分野・歴史の情報や所蔵品を次代へと伝えるための「永続する経営」が求められます。中でも「いかに資金を手当するか」は、公立・私立の区別なく大きな課題です。資金集め(ファンドレイジング)の手法として注目される「ふるさと納税」などの活用で注目を集める「すみだ北斎美術館」(東京都墨田区)の事例を検証してみました。 世界に知られる「HOKUSAI」の生誕地にできた美術館  江戸後期の代表的な浮世絵師とし

          北斎美術館で培った墨田区の「未来へ続く資金の集め方」

          太田記念美術館のSNS活用術、浮世絵の魅力「推し活」の本気度でまっすぐ伝える

           X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用したプロモーションは、ほとんどの企業・団体にとって欠かせないマーケティングツールになっています。浮世絵専門の「太田記念美術館」も、SNS上でユニークな投稿を続け、たびたび話題を集めているマーケティングに優れた美術館の1つです。SNSを上手に活用して浮世絵の魅力をわかりやすく伝え、馴染みのなかった若者にも「この美術館に行きたい」と思わせる力があります。魅力ある投稿を続けられる発信力の秘けつに迫りました。 きっかけは

          太田記念美術館のSNS活用術、浮世絵の魅力「推し活」の本気度でまっすぐ伝える

          多言語+体験型で「おもてなし感」厚く、江戸東京博物館のインバウンド向け展示手法

           2025年度中のリニューアル開館を目指して改修工事が進む江戸東京博物館(東京都墨田区)。東京の都心部にあって、この大都市の歴史や文化を学べる博物館としてインバウンド(訪日外国人)観光客にも人気が高い施設です。2022年3月に休館するまで最大13言語で展示を紹介していた江戸東京博物館に、外国人客に「おもてなし感」を高める多言語解説についての考え方と、その狙いを聞きました。 訪日キャンペーン機に「江戸〜東京の歴史・文化」で外国人を集める  JR総武線の両国駅から徒歩5分にあ

          多言語+体験型で「おもてなし感」厚く、江戸東京博物館のインバウンド向け展示手法

          原爆の「実相」を世界に、広島平和記念資料館の多言語解説にみる徹底ぶりとこだわり

           1945年(昭和20年)8月6日、米軍が広島市に投下した世界初の原子爆弾(原爆)。広島平和記念資料館は、その人類史上で最悪ともいえる災禍を「後世と世界に伝える」ことを1つの使命として1955年に開設されました。そんな背景から、国内では最多とみられる17の言語(※過去の最高数)で展示内容を解説してきた実績を持っています。多くの言語で「ヒロシマ」で起きた事実を正確に伝えて理解してもらうための取り組みを、どのように磨き上げてきたのでしょうか。  2023年(令和5年)11月のあ

          原爆の「実相」を世界に、広島平和記念資料館の多言語解説にみる徹底ぶりとこだわり

          「利用者目線」と3つの視点で展示コンセプトづくりを鍛え直す

           美術館や博物館の分かりやすく、魅力的な展示の決め手は「コンセプトづくり」にあり――。繰り返し言われていることですが、具体的には「どうすれば良い展示コンセプトづくりになるのか」は、なかなか見えてこないのが本音ではないでしょうか。博物館などの展示企画や展示空間づくりの大手である乃村工藝社の亀山裕市・プランニングディレクターは、理解を深める展示に欠かせないポイントを「コンセプト」「シナリオ」「手法」の3つだと説明します。文化観光の“肝”となる、地域文化の価値を伝える展示の工夫につ

          「利用者目線」と3つの視点で展示コンセプトづくりを鍛え直す

          「竹の美」根付く文化が発信源――観光と連携で大分県立美術館が磨いた集客コンテンツ

           地域に根付いた文化を、どうすれば国内外から人を呼び込める「コンテンツ」にできるのか――。多くの文化観光関係者が課題感として持っているテーマだと思います。ともすれば「ありふれていて、大した面白みはない」と捉えがちな地域の文化を、いかに磨き抜いて文化と観光の“集客素材”に育て上げるか。そんな課題に取り組んできた文化観光拠点施設、大分県立美術館のチャレンジをひもといてみました。  大分県立美術館は、英語表記の「Oita Prefectural Art Museum」の頭文字をと

          「竹の美」根付く文化が発信源――観光と連携で大分県立美術館が磨いた集客コンテンツ

          日本の文化「もっとわかりやすく」 東京国立博物館が編み出した多言語での展示解説ノウハウ

           インバウンド(訪日外国人)がコロナ後に再び増える中、博物館や美術館で「多言語での展示・解説」を再確認する動きが出始めています。海外からの来館者の知的好奇心を刺激して満足感を引き出す展示内容の紹介は、日本文化の理解や思い出づくりにも影響を与えます。国宝を多数所蔵し、国内屈指の来館者数を誇る東京・上野の東京国立博物館(以後、東博)は、どのように外国語で展示を紹介しているのでしょうか。東博の英語解説担当者に、文化財に関する“翻訳”について話を聞きました。  2022年(令和4年

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          わかりやすい展示、多世代に「こうすれば刺さる!」 博物館の先進事例を紹介

           夏休みが始まり、美術館や博物館も来場者が増えて賑わう季節がやってきました。観光的にも繁忙期であり、子供からシニアまで幅広い来場者が見込める時期です。では、その中でどの程度の人たちが展示を楽しみ満足したでしょうか? 文化や観光に新しい興味や好奇心を呼び起こすために大切なのが「展示のわかりやすさ」。世代を超えて展示の理解を促すための魅力を創り出しているミュージアムの工夫に迫ります。  「お父さんが困らないように。『子供に質問されたけど、読んでも分からないから答えられない』って

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