文化観光コーチングチーム「HIRAKU」

文化庁より、「文化観光」に関する委託事業を受けて活動しています。多様な分野からの専門家の仲間たちが集まったチームです。文化観光に関する役立ちそうな情報を、HIRAKUチームがおすすめするグッドプラクティスとして発信していきます。

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    HIRAKUチームの note をはじめます

    こんにちは! 文化庁より、「文化観光」に関する委託事業を受けて活動しているHIRAKUと申します。まちづくり、経営戦略、クリエイティブ、空間デザイン、アート、建築、ツアー、IT、脳科学、教育、多様な分野からの専門家の仲間たちが集まったチームです。 本日より、noteをはじめることにしました。 よろしくお願いいたします。 「文化観光」がはじまる背景について少しだけご紹介します。2020年5月に、「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律」という新しい

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      • 持続的に文化を育む。振興する。経済を回す。

        最近、文化振興は、人の営みにとって大事な潤滑油のようなものだと感じることが多い。現在の高度に効率化された社会には、ゆとりや温かみが足りない。ギクシャクしていると思う。 もっと人それぞれが、文化に触れ、一緒に育んでいくことができれば、より豊かな日常を生み出すことで出来るのではないだろうか。 そんな問題意識があってか、数年前から文化観光という取り組みが始まっている。「文化振興を起点に、観光振興を進め、地域を活性化して、文化振興への再投資をする」というものだ。文化振興への再投資

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        • レポート:文化観光拠点施設を中核とした地域における計画推進支援事業シンポジウム

          第1部 活動報告 「コーチング事業を振り返って」 株式会社つぎと 会長 金野 幸雄 第1部では、「チームHIRAKU」を代表し、株式会社つぎと会長・金野幸雄氏より、2021年度のコーチング事業についての概要説明と、活動報告がありました。 金野氏)我々「チームHIRAKU」は、文化庁から委託を受けて、2021年の9月より「文化観光拠点施設を中核とした地域における計画推進事業」においてコーチング支援を担うことになりました。 「チームHIRAKU」は、クリエイティブ集団のネ

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          • 博物館が考える、刀剣文化のつなぎ方

            かつては「一家に一振」といわれた日本刀。ですが、今は日常生活から離れた存在になってしまいました。一部の愛好家や、居合道などの経験者以外は、刀に触れたこともない人がほとんどでしょう。 しかし、刀剣文化の灯を絶やすまいと、刀の魅力を発信し続ける人たちがいます。その一人が「備前長船刀剣博物館」の主任学芸員・杉原賢治さんです。今回は、杉原さんに刀剣文化を守り継ぐための取り組みについてお伺いしました。 武器ではない日本刀の魅力とは? ――備前長船刀剣博物館では、刀剣文化を後世に伝

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            • 本質が伝わる。育むが始まる。

              岐阜県美濃加茂市に美光技研という会社がある。金属の研磨にこだわりをもった会社だが、存在意義、提供価値として掲げているのは、「美しく光る金属を研磨で創造し、意匠性の高い感性価値を提供する」である。 この言葉からどんな会社、製品を連想するだろうか。美光技研のホームページを見ると、「金属の質感を生かしながら、唯一無二の個性を商品に与えます」、「50年近くにわたって培ってきた技術、経験、ノウハウなどを生かして、お客様の商品の差別化・ブランディングに貢献します」とある。 さらに、「

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              • 人が残す価値、人が伝える価値

                「ABC観光」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 ABCとは「Another Boring Church」(次の退屈な教会)」という意味で、それぞれの単語の頭文字をとった造語である。 美術館、博物館も含めて文化財を巡るうえでは、一定以上の興味や知識がないと、楽しみ方さえもわからず、ある種の敷居の高さを感じてしまう人もいるのではないだろうか。 長崎と天草地方の『世界遺産巡礼の道』 長崎県では、「長崎と天草地方の『世界遺産巡礼の道』」オフィシャルWebサイトを開設してい

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                • 文化と観光、文化とマネタイズ

                  文化観光コーチングチーム「HIRAKU」コーチ 金野 幸雄(一般社団法人創造遺産機構 理事・株式会社つぎと 会長) そもそも「文化」とは何か。このnoteでも、長島さんがそのように問いかけている。 その定義を100人に求めたならば、100通りの回答を得ることができるだろう。文化を巡る議論の難しさと面白さは、この文化という概念の曖昧模糊とした性質に起因しているように思う。「文化振興」とは何か。「文化芸術」というからには、文化と芸術は別のものなのか。はたして憲法25条に謳う「

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                  • アイデアに学ぶ 「魅せる」展示とは?【ルポ】フランス・ベルギーの事例より

                    先日、数年ぶりに欧州を訪問しました。コロナ禍でどのような対応がなされているのか気になるところでしたが、ワクチン接種証明(pass sanitaire:衛生パスポート)を見せれば、基本的には問題なく入場できました。今回は、フランス・ナントにあるナント美術館とベルギー・ワーテルローの記念館を訪問しました。ともに共通するのは、来場者を引き込む仕掛けが多いところです。ユニークな事例でしたので、それぞれ順を追って紹介します。 ◆歴史ある街に溶け込む美術館 フランスのナント市は、フラ

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                    • 美術品を見せる収蔵庫

                      美術館や博物館に展示されている作品は、その施設が所蔵しているコレクションのほんの一部に過ぎません。収蔵庫に眠っている多くの作品に光を当てようと、収蔵庫そのものを公開する「見せる収蔵庫」の取り組みが各地で進んでいます。 15万点を公開する巨大「収蔵庫」 デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン(オランダ) オランダ、ロッテルダム中心部に2021年11月、巨大な銀色のお椀型の施設がオープンしました。6階建てで高さ約40メートル、延床面積約1万5500平方メートルのデポ・ボイマン

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                      • 歩け、歩け! 門前町トレイルのススメ

                        「長野」と聞いたとき、私たちの多くは何を思い浮かべるだろう。 壮麗な山々と針葉樹の森、りんごにシードル、蕎麦と野沢菜とわさび漬け、そして、もちろんワイン――。豊かな自然は、文化や歴史と調和しながら、質実かつ勤勉な心を育んできた。夏は爽やかな風が渡り、冬には厳しくも美しい雪景色が広がる。47都道府県のなかでも屈指の好感度を誇るこの県は、「移住したい都道府県」調査でもNO.1の常連(※)だ。 けれども、もちろん、それらは「イメージ」に過ぎない。土地の本当の味わいというのは、足

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                        • 雪国の知恵と工夫が生んだ、おいしく、美しい文化

                          新潟県十日町市。いわずと知れた、日本有数の豪雪地帯です。毎年のように2メートル、3メートル級の雪が降り積もります。昭和59年には、なんと5メートルを超える積雪を記録したこともあるとか!――電柱が雪で埋まって、電線をまたいで歩いた、なんて話も伺いました。 1年間の暮らしが「雪」を中心に組み立てられる十日町 冬には、朝目覚めると50cm積もっていることも珍しくないそう。出勤前と、帰宅後の雪かきは日常で、山沿いの集落では朝晩に1時間ずつすることもあると言う。1年に1・2回、わず

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                          • アートが持つ「豊かさ」の本質とは何か

                            「アートが当たり前のように世の中に存在する社会は、とても幸せな社会である」。数十年間にわたって、数百名をこえるアーティストの支援を行ってきたHIRAKUチームのコーチングメンバー・小笹義朋氏に、アートとの関わり方についてインタビューをしました。 バブル崩壊後に強く感じた社会とアートとの乖離 私が大学を卒業した1994年頃は、ちょうどバブルが崩壊した時期でした。美術大学で芸術学を専攻していたので、周囲には制作活動をしている友人がたくさんいました。彼らの多くは、卒業した途端に

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                            • なぜ、直島は「アートの島」といわれるようになったのか(後編)

                              瀬戸内海の美しい風景と調和したアート作品を、島内のいたるところで楽しめる「ベネッセアートサイト直島」。直島、豊島、犬島を舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアートプロジェクトの総称です。このプロジェクトに30年近く携わり、島の変化を見守ってきた三木あき子さんへのインタビュー後編です。 今回は、島の人々との関係性、直島のプロジェクトが目指すものについてお話を伺いました。 対話をくりかえし、深めていった住民との信頼関係 ――福武代表

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                              • 歴史的建造物を芸術拠点に。歴史をつなぎ、伝えていく世界各地の試み

                                古い駅舎、繊維工場や発電所、別荘、海軍病院……。世界各地では、さまざまな歴史的建造物が美術館や公園などとして活用され人気を集めています。ここでは、いずれもその美しさや周囲の環境との調和、地域コミュニティへの貢献で成果を上げている5つの事例をご紹介します。 19世紀の駅舎を芸術拠点に アルプ美術館バーンホフ・ローランズエック(ドイツ) ドイツ西部、レマーゲンにあるアルプ美術館バーンホフ・ローランズエックをライン川の対岸から見ると、まるで2つの全く異なる施設のように見えます。

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                                • なぜ、直島は「アートの島」といわれるようになったのか(前編)

                                  香川県の高松からフェリーで50分。あたたかく穏やかな空気に包まれた瀬戸内海の島々に、世界的に有名なアートスポットがあります。瀬戸内の美しい風景と調和したアート作品や建築物が、島内のいたるところに点在する「ベネッセアートサイト直島」。これは、瀬戸内海の直島、豊島(てしま)、犬島を舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアートプロジェクトの総称です。 その中心拠点である直島の「ベネッセハウス ミュージアム」は、世界的にも珍しい、宿泊できる美

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                                  • 非日常から、日常にとけこむ美術館へ。とびらをひらいた「長野県立美術館」

                                    2021年4月、「長野県立美術館」が生まれ変わりました。1966 年に開館した旧長野県信濃美術館を約3年の歳月をかけてリニューアルし、敷地面積はこれまでの3倍に。ガラス張りの開放的なデザイン、信州の美しい山々や善光寺が見渡せるロケーションのもと、開かれた「ランドスケープ・ミュージアム」として、新たな歩みをはじめています。 その中には、内側からも美術館を「ひらいて」いくために奮闘するスタッフさんたちの姿がありました。美術館を「ガヤガヤできる場所」にしたいと熱く語る美術館スタッ

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