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【分類タグ】展示の工夫

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博物館・美術館での展示の手法や作品解説、見せ方などの工夫について書いた記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

予算なくても「魅力ある展示」、気づき生むアイデア・工夫を探る――ふじのくに地球環…

 「目指したい理想の展示はあるが、予算が……」  どんな規模の博物館・美術館でも、展示や…

進化し続けるナイトミュージアム――成果が出始めた徳川美術館の試行錯誤

 博物館や美術館が夜の時間帯に特別企画展やイベントを開催する「ナイトミュージアム」が国内…

ローコストでも「もっと学びたい」導く知恵――静岡・ふじのくに地球環境史ミュージア…

 廃校となった高校の校舎を活用して2016年にオープンした静岡県立の自然系博物館「ふじのくに…

元・校舎の不利「逆に活かす」 プロ注目の展示力――静岡・ふじのくに地球環境史ミュ…

 2016年3月26日に開館した「ふじのくに地球環境史ミュージアム」(静岡市)は、廃校となった…

「だれもが楽しめる美術館」 ユニバーサル展示の気づきを発信する京都国立近代美術館

 「見る」だけでなく「触る」「聞く」といった、様々な感覚を使って作品を楽しめるユニバーサ…

太田記念美術館のSNS活用術、浮世絵の魅力「推し活」の本気度でまっすぐ伝える

 X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用したプロモーションは、ほとんどの企業・団体にと…

多言語+体験型で「おもてなし感」厚く、江戸東京博物館のインバウンド向け展示手法

 2025年度中のリニューアル開館を目指して改修工事が進む江戸東京博物館(東京都墨田区)。東京の都心部にあって、この大都市の歴史や文化を学べる博物館としてインバウンド(訪日外国人)観光客にも人気が高い施設です。2022年3月に休館するまで最大13言語で展示を紹介していた江戸東京博物館に、外国人客に「おもてなし感」を高める多言語解説についての考え方と、その狙いを聞きました。 訪日キャンペーン機に「江戸〜東京の歴史・文化」で外国人を集める  JR総武線の両国駅から徒歩5分にあ

原爆の「実相」を世界に、広島平和記念資料館の多言語解説にみる徹底ぶりとこだわり

 1945年(昭和20年)8月6日、米軍が広島市に投下した世界初の原子爆弾(原爆)。広島平和記念…

アイデアに学ぶ 「魅せる」展示とは?【ルポ】フランス・ベルギーの事例より

先日、数年ぶりに欧州を訪問しました。コロナ禍でどのような対応がなされているのか気になると…

【MOA美術館】日本の芸術文化観光を「創り」「守り」「育む」には?(後編)

アートの循環を支える「ピラミッド構想」とは何か後編では、前編でお伝えしたピラミッドの構想…

【MOA美術館】創作活動の「入口」を広げよう(前編)

「これからの日本の文化芸術を支えていく」役割を担う美術館MOA美術館は静岡県熱海市にある日…

【備前長船刀剣博物館】日本刀の魅力を、英語でどう伝えるか。試行錯誤の挑戦(後編)

岡山県瀬戸内市「備前長船刀剣博物館」に、多言語支援員として着任したイギリス人のトゥミ・グ…

【森美術館】バズよりも「アートが気になる」工夫に力を―SNSマーケティング作法(後…

東京・六本木のランドマークである「六本木ヒルズ」。最上層(53階)にある森美術館は、SNSを…

【森美術館】「来場者の目線」でSNSを構築し、美術館の未経験者を行く気にさせる―SNSマーケティング作法(前編)

2003年10月、東京・六本木という都心の一等地にそびえ立つランドマークビル「六本木ヒルズ」が開業した。それ以来、同ビルの最重要コンセプトである「文化都心」の推進役を最上層の53階で担ってきた森美術館(英語名:Mori Art Museum)。その森美術館でSNSを活用したプロモーションの立役者としてかつやくしているのが、洞田貫晋一朗(どうだぬき しんいちろう)さんです。洞田貫さんが考える「美術館・博物館のSNS活用」について、前編・後編の2回にわたって紹介します。 都内に