インバウンド刀剣ファンに響く外国語展示、2年目の模索――備前長船刀剣博物館 トゥミ氏に聞く
岡山県瀬戸内市が運営する「備前長船刀剣博物館」(以下、長船刀剣博)に多言語支援員(学芸員補助)として2022年4月に着任した英国人トゥミ・グレンデル・マーカン氏。日本刀の魅力をもっと海外に伝えたいとの強い思いから来日し、2年が経過しようとしています。コロナ禍も落ち着きを見せてインバウンド(訪日観光客)が同博物館でも増えてきた中で、トゥミ氏は何を学び、刀剣の魅力をどのように発信してきたのでしょうか。トゥミ氏と、上司(同館主査)で学芸員である杉原賢治氏が2年目の挑戦を振り返りま