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【分類タグ】地域と連携⇄魅力を共創

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文化の発信者や担い手と、観光・経済のプレイヤーが連携して地域の魅力を発信している記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

物語がつむぐ魅力――文化観光を強化するナラティブ展示の極意

 博物館や美術館が所蔵・展示している文化財や地域にある文化資源に、観光客が「何度も訪れた…

長野県立美術館が挑むオリジナル商品づくり、「地元発ワイン」で地域プロデュース学ぶ

 2021年(令和3年)にリニューアルオープンした長野県立美術館。長野県で唯一の県立美術館と…

世界遺産の富岡製糸場、「革新し続ける遺伝子」で誘客シナリオ練り上げる

 2014年(平成26年)6月に世界遺産として登録されて10周年を迎えた富岡製糸場(群馬県富岡市…

日本六古窯の丹波焼「陶の郷」、文化観光で持続可能な窯元のあり方を探る

 「丹波焼」の窯元で宿泊体験を――。兵庫県丹波篠山市の立杭地区にある丹波伝統工芸公園「立…

「刀剣ファンの心つかむ」ミュージアムグッズづくりで初の交流会議、備前長船刀剣博物…

 日本刀の産地として刀剣を専門とする備前長船刀剣博物館(以下、長船刀剣博、岡山県瀬戸内市…

インバウンド刀剣ファンに響く外国語展示、2年目の模索――備前長船刀剣博物館 トゥミ…

 岡山県瀬戸内市が運営する「備前長船刀剣博物館」(以下、長船刀剣博)に多言語支援員(学芸員…

朝ドラ『らんまん』で見せた高知県の誘客ノウハウ、文化・観光の連携「自主的に手を挙げ参加」が強み(後編)

 NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)で脚光を浴びた植物分類学者、牧野富太郎(1862〜1957)を生んだ高知県。同県にある牧野植物園を中核施設としながら、全県で朝ドラ『らんまん』にちなんだ観光キャンペーンを展開することで、2023年(令和5年)の来県観光客数は過去最高の更新を見込んでいます。この勢いを実現した背景には、文化施設と観光関係者が連携して集客に力を注いできた長年の蓄積が功を奏していたのです。 朝ドラを起点に企画展を開催  高知県立牧野植物園(高知市)では20

朝ドラ『らんまん』を素早く活かす高知県、文化観光の起爆ネットワーク築く力(前編)

 2023年(令和5年)4〜9月期に人気となったNHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『らんまん』…

地域の文化資源で周遊ツアーづくり、大分県「竹工芸をめぐる旅」は何を魅せたか

 地域にある文化資源の魅力を多くの観光客に知ってもらうため、文化観光の周遊コンテンツづく…

北斎美術館で培った「未来へ続く資金の集め方」、墨田区の挑戦

 地域文化の語り部でもある全国各地の文化施設。地域に根付いている博物館や美術館は、分野・…

持続的に文化を育む。振興する。経済を回す。

最近、文化振興は、人の営みにとって大事な潤滑油のようなものだと感じることが多い。現在の高…

文化施設を「部室」に 人を巻き込む企画のたてかた (後編)

文化観光推進法の目的には、ホストコミュニティとなる地域住民が自分たちの地域を学び、愛着を…

「ホネホネ団」「秘密基地」……。 博物館のサークル活動に見る“自家発電”の仕組み…

私は小さな頃から旅好きでした。はじめての一人旅は小学3年生。当時住んでいた浦安市から電車…

【福島県立博物館】入場者数減の危機から生まれた「チームけんぱく」の絆(前編)

福島県会津若松市にある「福島県立博物館(けんぱく)」は、さまざまな人たちが活動に関わり、文化の担い手を創出している先駆的な博物館です。地域住民や企業、商工会議所、行政、大学、アーティストなど、多くの人や団体が、いわば「チームけんぱく」の一員となり、力を合わせてイベントや事業を進めています。「福島県立博物館」は、一体どのようにして地域にひらき、地域の外にもひらかれた博物館になっていったのでしょうか?館長の鈴木晶さん、学芸員の小林めぐみさんにお話を伺いました。 そもそも、博物館