文化観光コーチングチーム「HIRAKU」
文化観光についてのコンセプトづくりや計画づくりのノウハウに関する記事をまとめたマガジンです。
地域にあるユニークな文化資源を「どうコンテンツとしていくか」に関する記事をまとめたマガジンです。
文化の発信者や担い手と、観光・経済のプレイヤーが連携して地域の魅力を発信している記事をまとめたマガジンです。
旅の思い出を引きだす地元のおみやげや地域の新たな名産品、また博物館・美術館のオリジナルグッズなど、文化観光を盛り上げるための「ものづくり」についての記事をまとめました。
文化庁などが主催した文化観光ワークショップやシンポジウムの採録記事をまとめたマガジンです。
最近、文化振興は、人の営みにとって大事な潤滑油のようなものだと感じることが多い。現在の高度に効率化された社会には、ゆとりや温かみが足りない。ギクシャクしていると思う。 もっと人それぞれが、文化に触れ、一緒に育んでいくことができれば、より豊かな日常を生み出すことで出来るのではないだろうか。 そんな問題意識があってか、数年前から文化観光という取り組みが始まっている。「文化振興を起点に、観光振興を進め、地域を活性化して、文化振興への再投資をする」というものだ。文化振興への再投資
第1部 活動報告 「コーチング事業を振り返って」 株式会社つぎと 会長 金野 幸雄 第1部では、「チームHIRAKU」を代表し、株式会社つぎと会長・金野幸雄氏より、2021年度のコーチング事業についての概要説明と、活動報告がありました。 金野氏)我々「チームHIRAKU」は、文化庁から委託を受けて、2021年の9月より「文化観光拠点施設を中核とした地域における計画推進事業」においてコーチング支援を担うことになりました。 「チームHIRAKU」は、クリエイティブ集団のネ
かつては「一家に一振」といわれた日本刀。ですが、今は日常生活から離れた存在になってしまいました。一部の愛好家や、居合道などの経験者以外は、刀に触れたこともない人がほとんどでしょう。 しかし、刀剣文化の灯を絶やすまいと、刀の魅力を発信し続ける人たちがいます。その一人が「備前長船刀剣博物館」の主任学芸員・杉原賢治さんです。今回は、杉原さんに刀剣文化を守り継ぐための取り組みについてお伺いしました。 武器ではない日本刀の魅力とは? ――備前長船刀剣博物館では、刀剣文化を後世に伝
岐阜県美濃加茂市に美光技研という会社がある。金属の研磨にこだわりをもった会社だが、存在意義、提供価値として掲げているのは、「美しく光る金属を研磨で創造し、意匠性の高い感性価値を提供する」である。 この言葉からどんな会社、製品を連想するだろうか。美光技研のホームページを見ると、「金属の質感を生かしながら、唯一無二の個性を商品に与えます」、「50年近くにわたって培ってきた技術、経験、ノウハウなどを生かして、お客様の商品の差別化・ブランディングに貢献します」とある。 さらに、「
「ABC観光」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 ABCとは「Another Boring Church」(次の退屈な教会)」という意味で、それぞれの単語の頭文字をとった造語である。 美術館、博物館も含めて文化財を巡るうえでは、一定以上の興味や知識がないと、楽しみ方さえもわからず、ある種の敷居の高さを感じてしまう人もいるのではないだろうか。 長崎と天草地方の『世界遺産巡礼の道』 長崎県では、「長崎と天草地方の『世界遺産巡礼の道』」オフィシャルWebサイトを開設してい
文化観光コーチングチーム「HIRAKU」コーチ 金野 幸雄(一般社団法人創造遺産機構 理事・株式会社つぎと 会長) そもそも「文化」とは何か。このnoteでも、長島さんがそのように問いかけている。 その定義を100人に求めたならば、100通りの回答を得ることができるだろう。文化を巡る議論の難しさと面白さは、この文化という概念の曖昧模糊とした性質に起因しているように思う。「文化振興」とは何か。「文化芸術」というからには、文化と芸術は別のものなのか。はたして憲法25条に謳う「