文化観光コーチングチーム「HIRAKU」

文化庁より、「文化観光」に関する委託事業を受けて活動しています。多様な分野からの専門家の仲間たちが集まったチームです。文化観光に関する役立ちそうな情報を、HIRAKUチームがおすすめするグッドプラクティスとして発信していきます。

文化観光コーチングチーム「HIRAKU」

文化庁より、「文化観光」に関する委託事業を受けて活動しています。多様な分野からの専門家の仲間たちが集まったチームです。文化観光に関する役立ちそうな情報を、HIRAKUチームがおすすめするグッドプラクティスとして発信していきます。

マガジン

  • 【分類タグ】コンセプトづくり

    文化観光についてのコンセプトづくりや計画づくりのノウハウに関する記事をまとめたマガジンです。

  • 【分類タグ】地域の文化資源を発掘

    地域にあるユニークな文化資源を「どうコンテンツとしていくか」に関する記事をまとめたマガジンです。

  • 【分類タグ】地域と連携⇄魅力を共創

    文化の発信者や担い手と、観光・経済のプレイヤーが連携して地域の魅力を発信している記事をまとめたマガジンです。

  • 【分類タグ】ものづくり(おみやげ&グッズ)

    旅の思い出を引きだす地元のおみやげや地域の新たな名産品、また博物館・美術館のオリジナルグッズなど、文化観光を盛り上げるための「ものづくり」についての記事をまとめました。

  • 【分類タグ】文化観光ワークショップ

    文化庁などが主催した文化観光ワークショップやシンポジウムの採録記事をまとめたマガジンです。

記事一覧

世界遺産の富岡製糸場、「革新し続ける遺伝子」で誘客シナリオ練り上げる

日本六古窯の丹波焼「陶の郷」、文化観光で持続可能な窯元のあり方を探る

別府・鉄輪「地獄」が生んだ温泉文化を浴びる――地獄温泉ミュージアムで“名湯化”を体験

掲げる「旗印」伴走してチームから引き出す、文化観光コーチングの意義――令和5年度 文化観光「認定計画事業者会議」(後編)

文化観光の勘どころを共有、初のリアル開催で参加者が得た手応え――令和5年度 文化観光「認定計画事業者会議」(中編)

進化し続けるナイトミュージアム――成果が出始めた徳川美術館の試行錯誤

世界遺産の富岡製糸場、「革新し続ける遺伝子」で誘客シナリオ練り上げる

 2014年(平成26年)6月に世界遺産として登録されて10周年を迎えた富岡製糸場(群馬県富岡市)が、2022年度から文化観光に取り組んでいます。文化観光コーチングを受けて、ホームページの刷新やインバウンド(訪日外国人)施策の基軸となる、全体を貫く「誘客シナリオ」=ストーリーラインづくりに着手しました。  2023年12月、富岡製糸場を管理する富岡市の文化観光チームは、観光客を地域に誘い込む基軸となる「誘客シナリオ」づくりを進める中で、新たなコンセプトワードにたどりついた。

日本六古窯の丹波焼「陶の郷」、文化観光で持続可能な窯元のあり方を探る

 「丹波焼」の窯元で宿泊体験を――。兵庫県丹波篠山市の立杭地区にある丹波伝統工芸公園「立杭 陶の郷」が2023年度(令和5年度)から本格的に文化観光に取り組み始めました。日本を代表する古窯が、新たな時代にどう生き残るかがテーマ。宿泊施設のない土地ながら、「窯元に泊まる」という新基軸を打ち出しました。  日本文化の源流の1つとして愛されてきた陶磁器。中でも平安時代末期から生産が始まった、堅くて耐水性に優れた焼締陶器は、兵庫県 丹波篠山市の「丹波焼」をはじめ全国に6か所ある「日

別府・鉄輪「地獄」が生んだ温泉文化を浴びる――地獄温泉ミュージアムで“名湯化”を体験

 山並みを眺めると所々で温泉から噴き上がる白い蒸気がたなびく大分県別府市。名湯で知られる同市の鉄輪地区に2022年12月、温泉を学べる博物館「地獄温泉ミュージアム」がオープンしました。「地獄がもたらす恵み」をテーマにしたミュージアムを今、なぜ立ち上げたのか。運営会社 Dots and L(ドッツアンドエル、別府市)の千壽智明社長に経緯をうかがいました。 雨粒になった自分が温泉になるまでをバーチャル体験  JR日豊本線の別府駅からバスで30分ほどの、温泉客や湯治客らがそぞろ

掲げる「旗印」伴走してチームから引き出す、文化観光コーチングの意義――令和5年度 文化観光「認定計画事業者会議」(後編)

 全国各地の自治体・文化観光拠点施設が推進する文化観光施策を、企画段階から取りまとめをサポートしているのが文化観光コーチングチーム「HIRAKU」です。2024年1月15日に開かれた「令和5年度 文化観光拠点施設を中核とした地域における計画推進支援事業 認定計画事業者会議」では、HIRAKUの3人のコーチが、岡山県瀬戸内市、大分県、徳島県が発表した先進的な取組について講評し、文化観光を推進する上での「要諦」を解説しました。 ◆最重要は旗振り役のリーダーシップ◎福冨 崇 コー

文化観光の勘どころを共有、初のリアル開催で参加者が得た手応え――令和5年度 文化観光「認定計画事業者会議」(中編)

 東京都品川区天王洲の「T-LOTUS M」で2024年1月15日に開かれた「令和5年度 文化観光拠点施設を中核とした地域における計画推進支援事業 認定計画事業者会議」。会場を提供した寺田倉庫の発表に続き、岡山県瀬戸内市、大分県、徳島県の3つの認定計画事業者が現時点での取組と課題を発表しました。それぞれどのように地域文化に光を当て、地域全体を盛り上げていったのでしょうか。3者の発表内容と、会議参加者の反応・コメントをまとめました。 刀剣の聖地として展開 岡山県瀬戸内市 岡山

進化し続けるナイトミュージアム――成果が出始めた徳川美術館の試行錯誤

 博物館や美術館が夜の時間帯に特別企画展やイベントを開催する「ナイトミュージアム」が国内でも徐々に広がりを見せています。2021年(令和3年)から2023年末まで8回のナイトミュージアムを開催してきた徳川美術館(名古屋市)は文化観光の観点から、悩みながらも熱心にナイトイベントを磨き上げてきた館の1つです。徳川美術館の“試行錯誤の軌跡”を追いました。   「ナイトミュージアムの需要があるのかは半信半疑でした。過去に夏場などの夜間延長開館を実施したこともありましたが、人が来なく