文化観光コーチングチーム「HIRAKU」
文化観光についてのコンセプトづくりや計画づくりのノウハウに関する記事をまとめたマガジンです。
地域にあるユニークな文化資源を「どうコンテンツとしていくか」に関する記事をまとめたマガジンです。
文化庁などが主催した文化観光ワークショップやシンポジウムの採録記事をまとめたマガジンです。
文化の発信者や担い手と、観光・経済のプレイヤーが連携して地域の魅力を発信している記事をまとめたマガジンです。
旅の思い出を引きだす地元のおみやげや地域の新たな名産品、また博物館・美術館のオリジナルグッズなど、文化観光を盛り上げるための「ものづくり」についての記事をまとめました。
「長野」と聞いたとき、私たちの多くは何を思い浮かべるだろう。 壮麗な山々と針葉樹の森、りんごにシードル、蕎麦と野沢菜とわさび漬け、そして、もちろんワイン――。豊かな自然は、文化や歴史と調和しながら、質実かつ勤勉な心を育んできた。夏は爽やかな風が渡り、冬には厳しくも美しい雪景色が広がる。47都道府県のなかでも屈指の好感度を誇るこの県は、「移住したい都道府県」調査でもNO.1の常連(※)だ。 けれども、もちろん、それらは「イメージ」に過ぎない。土地の本当の味わいというのは、足
新潟県十日町市。いわずと知れた、日本有数の豪雪地帯です。毎年のように2メートル、3メートル級の雪が降り積もります。昭和59年には、なんと5メートルを超える積雪を記録したこともあるとか!――電柱が雪で埋まって、電線をまたいで歩いた、なんて話も伺いました。 1年間の暮らしが「雪」を中心に組み立てられる十日町 冬には、朝目覚めると50cm積もっていることも珍しくないそう。出勤前と、帰宅後の雪かきは日常で、山沿いの集落では朝晩に1時間ずつすることもあると言う。1年に1・2回、わず
「アートが当たり前のように世の中に存在する社会は、とても幸せな社会である」。数十年間にわたって、数百名をこえるアーティストの支援を行ってきたHIRAKUチームのコーチングメンバー・小笹義朋氏に、アートとの関わり方についてインタビューをしました。 バブル崩壊後に強く感じた社会とアートとの乖離 私が大学を卒業した1994年頃は、ちょうどバブルが崩壊した時期でした。美術大学で芸術学を専攻していたので、周囲には制作活動をしている友人がたくさんいました。彼らの多くは、卒業した途端に
瀬戸内海の美しい風景と調和したアート作品を、島内のいたるところで楽しめる「ベネッセアートサイト直島」。直島、豊島、犬島を舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアートプロジェクトの総称です。このプロジェクトに30年近く携わり、島の変化を見守ってきた三木あき子さんへのインタビュー後編です。 今回は、島の人々との関係性、直島のプロジェクトが目指すものについてお話を伺いました。 対話をくりかえし、深めていった住民との信頼関係 ――福武代表