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日本の文化「もっとわかりやすく」 東京国立博物館が編み出した多言語での展示解説ノウハウ
インバウンド(訪日外国人)がコロナ後に再び増える中、博物館や美術館で「多言語での展示・解説」を再確認する動きが出始めています。海外からの来館者の知的好奇心を刺激して満足感を引き出す展示内容の紹介は、日本文化の理解や思い出づくりにも影響を与えます。国宝を多数所蔵し、国内屈指の来館者数を誇る東京・上野の東京国立博物館(以後、東博)は、どのように外国語で展示を紹介しているのでしょうか。東博の英語解説担
もっとみるわかりやすい展示、多世代に「こうすれば刺さる!」 博物館の先進事例を紹介
夏休みが始まり、美術館や博物館も来場者が増えて賑わう季節がやってきました。観光的にも繁忙期であり、子供からシニアまで幅広い来場者が見込める時期です。では、その中でどの程度の人たちが展示を楽しみ満足したでしょうか? 文化や観光に新しい興味や好奇心を呼び起こすために大切なのが「展示のわかりやすさ」。世代を超えて展示の理解を促すための魅力を創り出しているミュージアムの工夫に迫ります。
「お父さんが
ガッカリさせない「文化観光」、基本の再確認で地域活性化に貢献を――文化庁・竹内寛文調査官に聞く
2020年(令和2年)に「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律」(以下、文化観光推進法)が制定され、全国で文化観光の振興に取り組み始めて3年が経過しました。コロナ禍の後で新規巻き返しの第2フェーズに入った文化観光への取り組み方について、文化庁参事官(文化拠点担当)付の竹内寛文・文化観光支援調査官に話を聞きました。
――新型コロナウイルス感染症が収束し、海外からのイ