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歴史的建造物を芸術拠点に。歴史をつなぎ、伝えていく世界各地の試み
古い駅舎、繊維工場や発電所、別荘、海軍病院……。世界各地では、さまざまな歴史的建造物が美術館や公園などとして活用され人気を集めています。ここでは、いずれもその美しさや周囲の環境との調和、地域コミュニティへの貢献で成果を上げている5つの事例をご紹介します。
19世紀の駅舎を芸術拠点に アルプ美術館バーンホフ・ローランズエック(ドイツ)
ドイツ西部、レマーゲンにあるアルプ美術館バーンホフ・ローラン
なぜ、直島は「アートの島」といわれるようになったのか(前編)
香川県の高松からフェリーで50分。あたたかく穏やかな空気に包まれた瀬戸内海の島々に、世界的に有名なアートスポットがあります。瀬戸内の美しい風景と調和したアート作品や建築物が、島内のいたるところに点在する「ベネッセアートサイト直島」。これは、瀬戸内海の直島、豊島(てしま)、犬島を舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアートプロジェクトの総称です。
その中心拠
非日常から、日常にとけこむ美術館へ。とびらをひらいた「長野県立美術館」
2021年4月、「長野県立美術館」が生まれ変わりました。1966 年に開館した旧長野県信濃美術館を約3年の歳月をかけてリニューアルし、敷地面積はこれまでの3倍に。ガラス張りの開放的なデザイン、信州の美しい山々や善光寺が見渡せるロケーションのもと、開かれた「ランドスケープ・ミュージアム」として、新たな歩みをはじめています。
その中には、内側からも美術館を「ひらいて」いくために奮闘するスタッフさんた
文化をつなぎ、育てていく。徳川美術館の挑戦
「徳川美術館」は、御三家筆頭格の尾張徳川家に代々受け継がれてきた貴重なコレクションを所蔵する美術館です。初代義直が徳川家康から受け継いだ遺品を中核として、江戸時代260余年にわたる代々の遺愛品や、献上品、婚礼調度などを収蔵し、さらに明治以降の寄贈品などを含め全体で1万件余りの収蔵品を有しています。近年では、SNSでの発信、クラウドファンディング、人気ゲームとのコラボレーションなど先進的なチャレンジ
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